ディスクレビュー

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新たな境地を見せ、克明に“今”を刻む充実作『ANTHEM』市原ひかり

黄金色に輝くアルバムジャケット、そして力強いアルバムタイトルに作品への意気込みと自信が明確に現れている。日本ジャズシーンの中でも確かな実力と人気を兼ね備えたトランペッター、市原ひかりが「Days of Delight」からリリースした『ANTHEM』がそのアルバムだ。 市原はトラ […]

稀有な才能がいよいよ世界に放たれた『humoresque』梅井美咲トリオ

すでに各方面で話題沸騰中のピアニスト、梅井美咲。 今年に入ってから瞬く間に名前が広く知れ渡った感がある。 現在は東京に拠点を移しているが、彼女の名前は地元関西のシーンでは高校時代からよく知られていて、筆者も事あるごとに鋭敏な感性を目の当たりにしてきた。またブルーノート東京で201 […]

底知れぬ可能性を持つデュオの魅力が横溢する『Jabuticaba』Jabuticaba(永武幹子&加納奈実)

このデュオの名前、よほど植物に詳しい方でないかぎり、すらすらと読めないのではないだろうか。何度かその字面を凝視しながら読み方を認識した頃、すっかりこのデュオのサウンドに魅了されている。これも「Jabuticaba」(ジャボチカバ)の計算なのだろうか、いやそんな打算はこのデュオにき […]

豪腕ギタリストが紡ぎ出す、やさしいアメリカンロック ザック・ワイルド “Book of Shadows”

先日、動画配信サイトで胸を熱くするような動画が公開されていた。 1990年代のヘヴィメタルシーンを象徴するかのような2人が、レッド・ツェッペリンの名曲「Rock & Roll」をカバーしているではないか。ギタリストは、長きにわたってオジー・オズボーン・バンドで活躍している […]

溢れる創造力が具現化された、待望の初リーダー作『GARDEN』古木佳祐

大野俊三(トランペット)や山口真文(サックス)、秋山一将(ギター)といった、日本のジャズシーンを担ってきた大ベテランから、熊谷ヤスマサ(ピアノ)、松本圭使(ピアノ)、山田玲(ドラムス)といった中堅、同世代からも信頼の厚いベーシスト、古木佳祐。 ジャズシーンだけでなく、WONKやM […]

ジャズは受け継がれ、日々生まれていく『plays Standards』&『plays Coltrane』片倉真由子

日本のジャズシーンを見渡した中で、ピアニストの片倉真由子の活躍は群を抜いて目を見張るものがある。その活躍ぶりは彼女のピアノをひとたび聴けば、自ずと合点がいく。リーダーとなれば、ジャズの真髄に迫るピアニズムで確かな印象を残し、サイドに回ってもリーダーをしっかり支えながら、片倉でしか […]

  • 2021.01.18

元祖サーフミュージック?サザンオールスターズのデビュー作を振り返る

人混みを避けるための名目として、海や山に出かける人が多くなった本年。 いろいろと規制はあるものの、例年よりも大繁盛してしまった感のある場所といえば”海”の方ではないだろうか。 日本有数のサーフィンの地である湘南の混雑は、砂浜や道程だけでなく、海にプカプカと […]

スタンダードジャズが心底好き、本当に好き。『Live at Big Apple』Radical Jazz Standard Quartet

詩やシナリオの朗読、はたまたダンスとのコラボレーションなど、意欲的でなおかつ一筋縄ではいかない活動で異彩を放つドラマーの定岡弘将。 先鋭的な活動についつい耳目が行きがちだが、彼の根底には計り知れない、胸ぐらを鷲掴みにするような迸るジャズへの愛が詰まっている。 その熱情をぶつける彼 […]

J-JAZZきっての武闘派が解き放つ“最終手段”『Last Resort』YASUMASA KUMAGAI & J-JAZZ HOMIES

熊谷ヤスマサ。 日本のジャズシーンをつぶさに追いかけているリスナーの方なら、このピアニストの名前を知っている方は多いと思うが、ざっと経歴を紹介する。 幼少期からピアノに親しみ、1998年に高校卒業後、アメリカのバークリー音楽院へ留学。卒業後も2003年までニューヨークで精力的に活 […]

詰め込まない、余白の美。『THE GUITAR MAN』土岐英史 feat.竹田一彦

日本の音楽シーンで確固たるポジションを築いているサックスプレーヤー、土岐英史。 ここ数年は国内のジャズミュージシャンにスポットを当てるレーベル「Days of Delight」から、ほぼ年に1枚のペースで意欲的にリリースを続けているが、そのどれもが土岐のこれまで培ったキャリアだか […]

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