コラム

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表現者の掟 ガンズ・アンド・ローゼズの “GET IN THE RING”を聴いて思ったこと。

車内で流れていたFMラジオに耳をとられた。 ラジオというものは便利なもので運転や移動をしながら、ニュースや天気、音楽、地域のお知らせなど、さまざまなカテゴリーの情報を自動的に耳に届けてくれる。その日の番組に寄せられているメールの内容から察して、リスナーを取り巻く「怒り」や「不満」 […]

沖縄音楽とJ-POPの架け橋"THE BOOM”の3rdアルバム「ジャパネスカ」から「島唄」ができるまで。

昨秋打ち出されたGOTOキャンペーンでは、日本各地の観光地へと足を伸ばす人が増えた。海外への渡航が制限されている中で、異国のような質感や食文化、豊かな自然、歴史的な散策を一挙に楽しめる沖縄の地を訪れたという人は少なくないだろう。人気の観光地は、島の大小を問わず癒しを求める人たちで […]

秋の訪れと聴きたい 志村正彦が遺した名曲たち

暑さも和らいできて、夏の間は敬遠していた釣りに出かける機会が増えてきた。夕まずめの河川敷で、どこからともなく漂ってくる金木犀の香りと秋の気配に、ある歌が脳内再生される。 フジファブリックの「赤黄色の金木犀」という楽曲をご存知だろうか。 志村正彦という人間の世界観と独特な歌いまわし […]

エリック・ジョンソン『ヴィーナス・アイル』と、彼への愛について

私がエリック・ジョンソンのアルバム『ヴィーナス・アイル』に出会ったのは全くの偶然だった。CDショップで色々見ていたら ピンクと紫の背景に白い羽を付けた女性の天使が空中に浮かんでいる美しいCDジャケットが目に止まったのだ。 そして帯には「ギターマジック」の文字。ギタープレイを研究し […]

「いいプレイをする奴なら、肌の色が緑色の奴でも雇う」

「Kind of Blue」の発表時、若き白人ピアニストであったビル・エヴァンスを起用したマイルスは、激しいバッシングを受けた。マイルスの音楽を愛していたアフリカン・アメリカンたちにとって、ジャズは黒人の魂ともいえる音楽だったのだ。打ち付ける豪雨のように止まぬ批判に対し、マイルス […]

Puma Blue、朧げな夢

夢を見ていた。私は彼の歌声をはじめて聴いたあの夜、夢を見ていたのだと思う。微熱をもった息が耳もとをかすみ、ただそこに夜が横たわっているような、そんな夢を。 プーマ・ブルーことジェイコブ・アレンは、デビューEP『Swum Baby』を2017年にリリースした。哀愁をまとった甘く不器 […]

はじめてのジャズ喫茶日記 vol.1

ジャズが好きでレコード収集に凝ったり、実はT.saxが吹けたりもする僕だが、浅く狭く聴いているせいか、ゆるくジャズに接してきたせいか「ジャズ喫茶」というものに入ったことがなかった。 「ジャズ喫茶」というと、「私語厳禁」「こわい店主や常連客がいる」「一見さんお断り」なんてよく言われ […]

  • 2020.03.23

【コラム】ジョン・コルトレーン『至上の愛』について

神よ、あなたの為に私の出来る全てを行います。我々にもあなたの義の道を歩ませたまえ。比類なき神よ、求めればあなたを見出すことが出来るでしょう。 この様な言葉が、このアルバムにはプリントされている。晩年のコルトレーンの音楽、生き方には、彼の熱烈な信仰心が反映されていた。神の教えを音楽 […]

【コラム】Jazzの金字塔:パット・メセニー

「まるでアメリカン・ポップ・ロックだよ」 私の友達がパット・メセニーの「アメリカン・ガレージ」と言うアルバムを紹介してくれた時に言った言葉を、今でもはっきりと覚えている。 さわやかな風が運ぶアメリカの若者の息吹が、心地よいサ ウンドに載せて私の心をブーストしてくれた。彼のジャズギ […]