コラム

エリック・ジョンソン『ヴィーナス・アイル』と、彼への愛について

私がエリック・ジョンソンのアルバム『ヴィーナス・アイル』に出会ったのは全くの偶然だった。CDショップで色々見ていたら ピンクと紫の背景に白い羽を付けた女性の天使が空中に浮かんでいる美しいCDジャケットが目に止まったのだ。 そして帯には「ギターマジック」の文字。ギタープレイを研究し […]

「いいプレイをする奴なら、肌の色が緑色の奴でも雇う」

「Kind of Blue」の発表時、若き白人ピアニストであったビル・エヴァンスを起用したマイルスは、激しいバッシングを受けた。マイルスの音楽を愛していたアフリカン・アメリカンたちにとって、ジャズは黒人の魂ともいえる音楽だったのだ。打ち付ける豪雨のように止まぬ批判に対し、マイルス […]

Puma Blue、朧げな夢

夢を見ていた。私は彼の歌声をはじめて聴いたあの夜、夢を見ていたのだと思う。微熱をもった息が耳もとをかすみ、ただそこに夜が横たわっているような、そんな夢を。 プーマ・ブルーことジェイコブ・アレンは、デビューEP『Swum Baby』を2017年にリリースした。哀愁をまとった甘く不器 […]

はじめてのジャズ喫茶日記 vol.1

ジャズが好きでレコード収集に凝ったり、実はT.saxが吹けたりもする僕だが、浅く狭く聴いているせいか、ゆるくジャズに接してきたせいか「ジャズ喫茶」というものに入ったことがなかった。 「ジャズ喫茶」というと、「私語厳禁」「こわい店主や常連客がいる」「一見さんお断り」なんてよく言われ […]

  • 2020.03.23

【コラム】ジョン・コルトレーン『至上の愛』について

神よ、あなたの為に私の出来る全てを行います。我々にもあなたの義の道を歩ませたまえ。比類なき神よ、求めればあなたを見出すことが出来るでしょう。 この様な言葉が、このアルバムにはプリントされている。晩年のコルトレーンの音楽、生き方には、彼の熱烈な信仰心が反映されていた。神の教えを音楽 […]

【コラム】Jazzの金字塔:パット・メセニー

「まるでアメリカン・ポップ・ロックだよ」 私の友達がパット・メセニーの「アメリカン・ガレージ」と言うアルバムを紹介してくれた時に言った言葉を、今でもはっきりと覚えている。 さわやかな風が運ぶアメリカの若者の息吹が、心地よいサ ウンドに載せて私の心をブーストしてくれた。彼のジャズギ […]

ブラクストン・クックという男|ミレニアル世代の新たな調和

Braxton Cook(ブラクストン・クック)という名を、ジャズリスナーの多くが一度は聞いたことがあるかもしれない。あるいはすでに深く愛している、という人も少なからずいるだろう。この私もその一人である。 それでは、なぜ彼を愛しているのか? この記事では、彼へのラブレターのような […]