小島 良太

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詰め込まない、余白の美。『THE GUITAR MAN』土岐英史 feat.竹田一彦

日本の音楽シーンで確固たるポジションを築いているサックスプレーヤー、土岐英史。 ここ数年は国内のジャズミュージシャンにスポットを当てるレーベル「Days of Delight」から、ほぼ年に1枚のペースで意欲的にリリースを続けているが、そのどれもが土岐のこれまで培ったキャリアだか […]

タペストリーのごとく織り込まれた音の結晶 『FACES』東かおる/西山瞳

目を瞑り、耳をそばだてていると、柔らかい陽射しを全身に浴びる気持ち良さに似た、生命力に満ちた清らかな音色が心の隅々まで行き届いていく。ボーカリストの東かおると、ピアニストの西山瞳の共作によるアルバム、『FACES』を聴いている時に、ふつふつと込み上げてきた感情だ。 そんな想いが込 […]

“自分らしさ”を鮮明に記録し、“これから”も映し出す 『FOTOS』Akihiro Nishiguchi Group

西口明宏。このサックス奏者の名前を追いかけていると、ありとあらゆる演奏活動をしているのが容易にわかる。黒田卓也、宮川純、中林薫平、柴田亮との「メガプテラス」、ドラマーの海野俊輔がリーダーの「Mirage Trio」、ブルーノートレーベル創立80周年を記念したプロジェクト「BLUE […]

天賦の才能が凝縮された“輝かしい”1枚 『THE GOLDEN MASK』広瀬未来

 威風堂々。今回アルバムを紹介するトランペッター、広瀬未来の演奏を初めて聴いた時の筆者の第一印象だ。 10代から地元神戸を中心に関西で瞬く間に期待のトランペッターとして駆け上がった広瀬は、一時帰国を挟みながら、約10年間ニューヨークで研鑽を重ね、ジャズのみならずラテンやソウルミュ […]

進化し続ける「ライフワーク」 『Spring Night』北川潔

ベーシストの北川潔は、ニューヨークのジャズシーンの第一線で30年以上活躍している。偉大なピアニスト、ケニー・バロンのレギュラーベーシストとしての活躍はもちろん、ジミー・ヒースやトミー・フラナガン、ジョン・ファディス、ケニー・ギャレットなど、その錚々たる共演歴を見れば彼のベースが現 […]

心の機微にフィットする意欲作 『Echoes forever』Trussonic -towa kitagawa trio-

 オリジナリティ溢れる楽曲を数々生み出し、ピアニストとしてもクリアなピアノタッチでの力強い表現が魅力の北川とわ。彼女が自身の楽曲をピアノトリオで表現するために結成した「Trussonic」は2020年で結成5周年を迎えた。それにあたって原点回帰とも言える、トリオの表現力の可能性を […]

東京から世界に向けて発信される、新たな“衝動” 『SUPER MAGIC TOKYO KARMA』SMTK

石若駿(ドラムス)、マーティ・ホロベック(ベース)、細井徳太郎(ギター)、松丸契(サックス)の名前の頭文字を取った、その名も「SMTK」。現在のシーンで注目を集める顔ぶれが揃う、話題沸騰中のバンドだ。 2018年の結成以来、猛烈なステージングを繰り広げ、シーンに確かな存在を示して […]

しなやかに伸びやかに。光を届ける歌声が心を照らす 『Voice of Buoy』SOA

関西を拠点に幅広いフィールドでシンガーとして着実に活躍してきたSOA。2016年にジャズシーンでの活動を開始してから、数々の国内ジャズコンテストでグランプリ等受賞し、早速その高い歌唱力を示した。2017年、2018年と2枚のミニアルバムをリリースするなど積極的に作品も創作してきた […]

バラードアルバムの「新しいスタンダード」 「PLAYS BALLADS」河村英樹

 時には静かに、腰を据えてゆっくり音と向き合う時間が必要だと思う。慌ただしい日常から開放され、誰にも邪魔されずに自分の好きな音に包まれる、そんな時間。今回紹介するテナーサックス奏者、河村英樹の「PLAYS BALLADS」はそんな時間に打ってつけの1枚だ。  河村英樹は神戸を拠点 […]

ビバップの本流を受け継ぐピアニストの堂々たる1stアルバム 『Long Way to Go』北島佳乃子

バド・パウエル、バリー・ハリス、レッド・ガーランド、ボビー・ティモンズなどジャズの歴史を彩ってきた偉大なピアニスト達。彼らのリーダー作品や参加作を聴いていけば、ジャズという音楽の本質を自ずと見出だす事ができるのではないだろうか。 そういった先人達が作り上げてきたジャズピアノの系譜 […]