雫のような煌めきを放つピアノトリオのサウンドは純粋で美しい『Sketches』又賀純一郎

ニューヨーク在住のジャズピアニスト、又賀純一郎が初リーダー作、『Sketches』を発表した。又賀は日本国内での活動後、2019年からニューヨークの「アーロンコープランドスクールオブミュージック」に留学。今回のアルバムは現地で親交を深めて信頼の厚い、山田吉輝(ベース)、永山洋輔( […]

ジャズに対する渾身の想いに心打たれる『Looking For Jupiter』Akiha Nakashima Quartet

待望、という言葉がふさわしいアルバムがリリースされた。それはアルトサックス奏者、中島朱葉のリーダーバンドによる初のアルバム『Looking For Jupiter』だ。 これまで中島は自身の活動はもちろん、石若駿率いる「Answer to Remember」や西村匠平(ドラムス) […]

  • 2021.06.01

【2020年】ジャズ・アルバム BEST5

この記事を見た人の多くが、「2020年って、タイトルの数字間違ってるぞ。おそらく、2021年の上半期ベスト5じゃないのか」と思ったかもしれないが、悲しいことに(より正しくは、情けないことに)この数字は間違いではない。この記事は、嘘偽りなく2020年のジャズ・ベストアルバムについて […]

新たな境地を見せ、克明に“今”を刻む充実作『ANTHEM』市原ひかり

黄金色に輝くアルバムジャケット、そして力強いアルバムタイトルに作品への意気込みと自信が明確に現れている。日本ジャズシーンの中でも確かな実力と人気を兼ね備えたトランペッター、市原ひかりが「Days of Delight」からリリースした『ANTHEM』がそのアルバムだ。 市原はトラ […]

稀有な才能がいよいよ世界に放たれた『humoresque』梅井美咲トリオ

すでに各方面で話題沸騰中のピアニスト、梅井美咲。 今年に入ってから瞬く間に名前が広く知れ渡った感がある。 現在は東京に拠点を移しているが、彼女の名前は地元関西のシーンでは高校時代からよく知られていて、筆者も事あるごとに鋭敏な感性を目の当たりにしてきた。またブルーノート東京で201 […]

底知れぬ可能性を持つデュオの魅力が横溢する『Jabuticaba』Jabuticaba(永武幹子&加納奈実)

このデュオの名前、よほど植物に詳しい方でないかぎり、すらすらと読めないのではないだろうか。何度かその字面を凝視しながら読み方を認識した頃、すっかりこのデュオのサウンドに魅了されている。これも「Jabuticaba」(ジャボチカバ)の計算なのだろうか、いやそんな打算はこのデュオにき […]

表現者の掟 ガンズ・アンド・ローゼズの “GET IN THE RING”を聴いて思ったこと。

車内で流れていたFMラジオに耳をとられた。 ラジオというものは便利なもので運転や移動をしながら、ニュースや天気、音楽、地域のお知らせなど、さまざまなカテゴリーの情報を自動的に耳に届けてくれる。その日の番組に寄せられているメールの内容から察して、リスナーを取り巻く「怒り」や「不満」 […]

沖縄音楽とJ-POPの架け橋"THE BOOM”の3rdアルバム「ジャパネスカ」から「島唄」ができるまで。

昨秋打ち出されたGOTOキャンペーンでは、日本各地の観光地へと足を伸ばす人が増えた。海外への渡航が制限されている中で、異国のような質感や食文化、豊かな自然、歴史的な散策を一挙に楽しめる沖縄の地を訪れたという人は少なくないだろう。人気の観光地は、島の大小を問わず癒しを求める人たちで […]

豪腕ギタリストが紡ぎ出す、やさしいアメリカンロック ザック・ワイルド “Book of Shadows”

先日、動画配信サイトで胸を熱くするような動画が公開されていた。 1990年代のヘヴィメタルシーンを象徴するかのような2人が、レッド・ツェッペリンの名曲「Rock & Roll」をカバーしているではないか。ギタリストは、長きにわたってオジー・オズボーン・バンドで活躍している […]

溢れる創造力が具現化された、待望の初リーダー作『GARDEN』古木佳祐

大野俊三(トランペット)や山口真文(サックス)、秋山一将(ギター)といった、日本のジャズシーンを担ってきた大ベテランから、熊谷ヤスマサ(ピアノ)、松本圭使(ピアノ)、山田玲(ドラムス)といった中堅、同世代からも信頼の厚いベーシスト、古木佳祐。 ジャズシーンだけでなく、WONKやM […]

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